



【よもやま】シリーズ
昔ばなし的 な 内容ですのでお気軽にお読みください。
スジクビニオイガメ 少し前までは スジクビヒメニオイガメ として
オオアマタヒメニオイガメ(ヒメニオイガメ)の亜種とされていた種類です。
ANIMA 創業から2000年台前半あたりは、普通にワイルド個体のヒメニオイガメが
バンバン入っていました。甲羅が欠けていたり指が全部飛んでいるなんてのは
当たり前の時代です。その中、ある時期から スジクビヒメニオイガメ が
結構な数入荷する様になりました。価格もそれ程変わらず、皆さん好みで
チョイスされていました。
ここで ヒラタニオイガメ の話をしましょう。
アメリカ合衆国 アラバマ州 の ブラックウォーリア―川 の上流域に生息する
ニオイガメの一種です。
先日の【お知らせ】でも ヒラタニオイガメ に少し触れましたが、
元々ヘビーマニアで洋書なんかを読み漁っていた店主は
一番好きな種類と聞かれたら迷わず〝 ヒラタニオイガメ 〟と答えていました。
当時の サイテスⅠ類 の種類も海外のコレクターなどのところでほとんど
現物個体を みていましたが、それでも〝 ヒラタニオイガメ 〟でした。
洋書で見た〝 アルビノヒラタニオイガメ 〟のインパクトも大きかったですが、
どす黒い渋い色合いとぺったんこの背甲 の雰囲気が大好きで、
いつか入手したいと思っていました。
当時から 入手困難種というよりは、〝 入らない 輸入されない 〟で有名だったので、
業者間や海外コレクターのところにもなく入手できませんでした。
当時お付き合いのあった国内外の業者さんには必ず「ヒラタニオイがどこかにいたら声を掛けて」
と言っていました。
ちなみに ANIMA の 創業(1996年)以前から州法、翌年からは連邦法で
保護されています。イメージ的には 特別天然記念物 的な感じです。
それでもそれまでに海外に持ち出された個体などが世界的には少数出回っていました。
ここで スジクビに話を戻します。 ヒラタ と 同じくアラバマ州にも生息し、
同じく渓流などを好んで生息します。
特にブラックウォーリア―川水系の個体は ヒラタ に似ている部分が多く、
一時は地域個体群や交雑個体の話もでていましたが、ヒラタは隔絶された場所にいる
とかって話でやはり違う種類との情報でした。
この辺りは最近文献を読んでいないので、学術的な見解なども変わっているかもしれません。
【お知らせ】は 参考程度の【よもやま話】ですので、予めご理解ご了承ください。
少しだけ書くつもりが長くなったので、続きは後日。。。