






飼育頭数が多かったり屋外越冬されたりと、お迎えに来ていただく
お客さまのお話しからも、屋外飼育をされている方が増えていると思います。
ANIMA’s FARM では、写真のような屋外ブースが区切りスペースで6区画。
その他大きめ個体などは放し飼い。二番目の写真(1区画)のような
ミズガメ放し飼いスペースが池部分付で2区画あります。
大きめ個体などは、リク・ミズガメとも放し飼いとなっております。
その他、屋外簡易温室ブースや冬眠ブース、リクガメ、ミズガメ、ゲッコーブースなど
こまかく区画わけしています。
今回は、その中でも【屋外ブース】の 獣害と害獣対策について、少しだけご紹介します。
もちろん、お家の構造や地域、屋根の有無などによってケースバイケースですので、
ご参考まで。
まず、害獣の種類ですが、イタチ、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、トンビ、
カラスなどなど・・色々いると思います。ANIMA’s FARM は住宅街にあるので
イタチ程度しか獣は眼にしませんが。。。先日、タヌキの被害に一度あっています。
ANIMA’s FARM で 一番警戒しているのは、上記の中で カラスです。
カラスはかなり頭脳が優れているので、少しのタイミングなどでもカメをさらっていきます。
ただ、経験上、下記の特性があります。
@ 狙っているときは、近くの高い建物などにとまって鳴くなど【待機】しています。
@ 真上からは襲ってこない。必ず、近くに着地しポンポンはねながら近づきます。
@ 甲高タイプのリクガメはくわえられない。平たいミズガメをねらってきます。
@ サイズは15cm位まで。小さければ丸いタイプのハコガメなどでもくわえていく。
などなど・・・
ANIMA’s FARM でも、目を離した数分のあいだに。。。作業のため遮蔽物から
はみ出ていたケージの個体を連れていかれたことがあります。
【現状の対策】
@ 上から区切りブースの全体像が見えない様に、簡単な日除けネットなどでもいいので掛けている。
全て覆わなくても隙間があいていても大丈夫。
真上から隙間を狙って侵入することが無いため。
@ 躯体骨組み全体を取り巻く様に、防獣ネットや日除けネットなどを垂らしている。
上記、これだけでカラス被害はなくなりました。
あとは、害獣の種類特定や夜間の状況、天候による悪影響の把握
窃盗対策でキレイに映る監視カメラを死角の一切ない様に相当な数設置しています。
今の季節は、獣害より熱中症の事故で大切なカメを亡くされる方も、多いと思います。
ビギナーさん向けに、次回、注意点と簡単な対策をご紹介します。